2019年11月 6日 10:30
ウィーン・モダン
大阪、中之島の国立国際美術館で開催されております「ウィーン・モダン」展に行ってきました。
日本・オーストリア外交樹立150周年を記念して、ウィーン・ミュージアムが誇る至宝、約300点が出展されております。
今展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会で、18世紀の女帝マリア・テレジの時代の啓蒙思想がビーダーマイヤー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へつながっていった軌跡をたどる、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版と言えます。
中でも、ウィーン世紀末の巨匠、グスタフ・クリムトが最愛の女性を描いた「エミーリエ・フレーゲの肖像」はたいへん美しく、作品の前にある椅子に腰かけてしばらく魅入っておりました。
報告 by T社長