2019年7月 5日 08:00
奈良の裏観光。
形状7段、一辺32m、高さ10mの石のピラミッド構造は、間近で見ると意外と大迫力‼︎
古文書によると、神護景雲元年(767)に東大寺の僧・実忠によって作られた仏舎利を収める仏塔(お釈迦さんの墓)だとか...。
奈良時代の僧・玄昉の頭を埋めた墓との伝説があり、「頭塔」の名の由来になったとか...。
などなど、色々と諸説はありますが、見れば見るほどその謎は深まるばかりですね。
それぞれの段には、浮き彫りや線彫りの如来像が安置されており、その光景は立体的な曼荼羅を眺めているかのようです。
さらに石仏の一部は、国の重要文化財にも指定されており、数少ない奈良時代後期の石仏として美術史上きわめて貴重なものだそうです。
東大寺や春日大社など、世界遺産や国宝級の文化財が取り上げられがちな奈良エリアですが、隠れた歴史スポットとして一度訪れてみる価値はあります。
「頭塔」
住所 奈良市高畑町921番地
アクセス 奈良交通市内循環バス「破石町」西すぐ・近鉄奈良駅の南東約1.7㎞(徒歩25分)
報告 by 社員N