2016年9月30日 08:00
祝・中茶屋地車大修理
この中茶屋のだんじりとは、昭和29年に隣区である城東区の鴫野南之町の先代だんじりとして購入し中茶屋にやって来ました。
詳細は不明ですが明治時代に製作されたと言われており大昔とあって大工や彫師も不明とされています。
現在は土呂幕といわれる部分に簡素な「波に兎」の彫り物(写真2枚目)が入っていますが、元は「三枚式幕地車」だったといわれ、いろいろな型がある中で「大阪型」といわれる形式の中でも古い形式で今はごく一部の地域でしか見ることができません。
さらに、屋根の形が非常に特徴的で他地域でも類似しただんじりはありません。
この独特な曲線と形状が、のちの鴫野地区の南之町・中之町のだんじり新調に大きな影響を及ぼしたと考えられています。
今回の大修理では修理前の彫り物の面影を残しつつ新たに彫り替えられ全体的に見た目は新調と変わらない程良くなっていました。
僕の町のだんじりも来月の秋祭り終了後に同じく岸和田にある「吉為工務店」に修理に出すことが決まっており、来年の秋にはさらにアップグレードして帰ってくる予定ですので、今からどういう風に生まれ変わるかとても楽しみにしています。
報告 by 社員М